2014-12-17 19:27:43

一般謁見:教皇「オーストラリア、パキスタン、イエメンなどにおけるテロリズムの犠牲者たちのために祈ろう」


久しぶりに好天気に恵まれた17日のローマ、水曜恒例教皇一般謁見会場の聖ペトロ広場には朝早くから、教皇フランシスコの言葉に耳を傾けその祝福を受けようと大勢の巡礼者たちが集まった。

いつものように教皇は定刻よりも少しはやめに会場に姿を現され、信徒たちとの直接のふれあいに多くの時間を割かれた。

一般謁見はいつものように各国語での聖書朗読から始まり、教皇はこの日のカテケシス(教会の教えの解説)で来年10月に予定されている家庭についての通常シノドスについて次のように話された

「親愛なる兄弟姉妹の皆さん、来年10月に予定されている家庭についてのシノドス(世界代表司教会議)の準備として、毎週水曜日のこのカテケシスではそのテーマとして世界と教会内における家庭の使命とその召命について一緒に考察していきたいと思います。
主のご降誕を祈りの中に準備するこの待降節は、神の御子の受肉の神秘によってますます堅固なものとされた「家庭」という神からの特別なお恵みについて考えるようわたしたちを促しています。神の御子はこの世に来られるに際して、人間の家庭に誕生することそれもローマ帝国の最も片隅の小さなくらい町で生まれることを選ばれました。福音書は神の御子の人としての最初の30年間についてはあまりくわしく語っていません。神の御子イエスは特別ではなく全く普通の家庭生活をしていたに違いありません。イエスは宗教的に信心深い環境の中で成長しました。マリアとヨセフの模範と言葉によって多くのことを学び取っていきました。ルカによる福音書の中に「イエスは恵まれた家庭環境の中で知恵も年齢も恵みにもますます成長されていった」と書かれています。
聖家族の模範に倣い全てのキリスト教家族は家庭の中にイエスための場をもうけなければなりません。なぜならこのような普通の家庭の愛を通して神の御子は私たちの中に住みに来られそして全世界に救いをもたらされるからです。

教皇はこのように語られ、その後パキスタンやオーストラリアおよび各地で猛威を振るうテロリズムを強く非難すると共にその犠牲者たちの冥福を祈られ、全ての人々に一日も早く平穏な日々が訪れるよう祈るよう呼びかけられた。








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