2014-12-01 15:58:00

「奉献生活の年」始まる、バチカンで開幕ミサ、教皇のメッセージ


待降節の第一主日を迎え、カトリック教会の典礼年間が新たに始まった2014年11月30日、「奉献生活の年」が開幕した。
 
「奉献生活の年」は、第2バチカン公会議の公文書「修道生活の刷新・適応に関する教令」発布から50年を機会に行われる特別年。この日から、2016年2月2日「主の奉献」の日に記念される「世界奉献生活者の日」まで、1年以上にわたり開催される。
 
この間、「修道者のエキュメニカル対話」「奉献者の養成者セミナー」「若い奉献生活者のワークショップ」「交わりにおける修道生活」などの国際会議のほか、「使徒的生活会」「新しい形態の奉献生活者会」「観想修道会」「在俗会」などをテーマにしたイベント、「修道院をつなぐ祈りのリレー」などが行なわれる。
 
30日、バチカンの聖ペトロ大聖堂で、「奉献生活の年」開幕ミサが、教皇庁奉献・使徒的生活会省長官ジョアン・ブラス・ジ・アビス枢機卿によって捧げられた。
 
ミサでは、この日司牧訪問のためトルコに滞在中の教皇フランシスコのメッセージが、ジ・アビス枢機卿によって読み上げられた。
 
教皇はメッセージで、福音の勧告を通してキリストにより近くから倣うために、すべてを捨て主に従った人々の、奉献生活という特別な生き方の素晴らしさと大切さを、この特別年を通して全教会に改めて示したいと述べられた。
 
奉献・使徒的生活をおくる人々に、教皇は「世界を目覚めさせてください。皆さんの預言的証しをもって、世界を照らしてください」と呼びかけられた。
 
そして、そのためには、喜びに満ちた人となり、その喜びの理由を皆に伝え、また勇気ある人となり、主に信頼を置き、さらに交わりの人となり、神との交わりのうちに、兄弟愛のたゆまぬ構築者となって欲しいと、教皇はすべての奉献・使徒的生活者たちに願われた。







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