2014-11-21 18:44:18

「移民は発展のパートナー」教皇、世界移民司牧会議参加者に


教皇フランシスコは、21日、移民の司牧をめぐる国際会議の参加者とお会いになった。

教皇庁移住・移動者司牧評議会(議長:アントニオ・マリア・ベリヨ枢機卿)は、17日から「移民司牧における協力と発展」をテーマに第7回世界移民司牧世界会議を、ローマの教皇庁立ウルバニアーナ大学で開催していた。

バチカン宮殿・クレメンスホールで行われた会議参加者らとの集いで、教皇は、移民は、移民を受け入れる国々にとって「発展のパートナー」となると話された。

教会は隣人の中にイエス・キリストの御顔を認める信者たちの共同体であるだけでなく、国境を越えた母であると教皇は強調。教会はすべての人の母として、誰も無駄ではなく、疎外され、切り捨てられる人のいない世界のために、受け入れと連帯の文化を育むよう努めなくてはならないと説かれた。

移民は、同じ人間性はもとより、その独自の文化価値をもって、人類の兄弟愛を広げるものであり、同時にその存在は、不平等や不正義、権利の蹂躙のない社会の構築を促すものとなると教皇は指摘。

こうした意味で、移民は、彼らを受け入れる共同体・個人にとって、そのアイデンティティーをより豊かにし、すべての人の尊厳が尊重される、創造的な社会の発展のための「パートナー」となれると述べられた。








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