2014-11-11 16:27:10

霊的な建物としての教会を観想、教皇、日曜の集い


教皇フランシスコは、バチカンで9日、日曜正午の祈りを信者と共に唱えられた。

集いの説教で、教皇はこの日は典礼暦で「ラテラン教会の献堂」が記念されたことを紹介。ローマの司教座聖堂であるラテランの聖ヨハネ大聖堂が、「ローマと世界のすべての教会の母」と呼ばれるのは、聖なる建造物としてだけではなく、聖霊の業がこの聖堂を通して、ローマ司教(教皇)が統括する教会とすべての共同体を一つに結び付けているからであると話された。

一つの教会の献堂を祝うたびに、わたしたちが思い起こす本質的な真理、それはレンガでできた物質的な教会は、「霊的な神殿」として、歴史の中で生き、機能しているということと、教皇は指摘。この日のミサの福音朗読箇所(ヨハネ2,13-22)で、イエスは教会とはご自分の体であることを示しておられるが、すべてのキリスト者は洗礼の力によってこの「神の建物」(1コリント3,9)の一部となると説かれた。

霊的な建物、キリストの御血と復活の主の霊によって聖とされた人々の共同体である教会は、信仰の賜物にふさわしい者となり、キリスト者としての証しを歩むようわたしたちを招いていると教皇は述べ、信仰における言動一致は易しいことではないが、わたしたちの日常生活を通して、特に愛徳の業の中にそれを証ししていかなければならないと呼びかけられた。

また、教皇は、人類が対立や無関心を超え、理解と対話の橋、兄弟愛と連帯ある世界を築くためにキリスト教共同体の貢献を願いつつ、ラテラン教会の献堂の祝日を機会に、すべてのキリスト教教会の交わりを観想するようにと招かれた。








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