2014-11-06 18:28:51

教皇、世界福音同盟の使節と会見


教皇フランシスコは、6日、世界福音同盟の使節と会見された。

この日、バチカン宮殿で教皇がお会いになったのは、世界福音同盟(World Evangelical Alliance, WEA)の代表者からなるグループ。

使節を温かく迎えられた教皇は、この席で、カトリックと福音派の兄弟愛と協力がますます深まることに期待を表明された。

キリスト教徒間には初代教会の頃からすでに意見の相違が見られたが、残念ながらその分裂は現在のわたしたちの共同体間にも見られると教皇は述べ、このような状況は、福音を世に広く延べ伝えるようにとの主の命を果たすための、わたしたちの力を削いでしまっていると話された。

わたしたちの分裂の現実は、キリストの唯一の衣の美しさを損ねているが、洗礼を受けたすべての人々の中にある恵みによって作られた深い一致を完全に壊すものではないと教皇は強調。キリスト者がこの分裂を克服し、共に秘跡を祝い、御言葉を述べ広め、愛徳を実践するならば、福音宣教の効果はより大きいはずであると述べられた。

教皇は多くの国々でカトリックと福音派の友好関係と協力が育っていることはもとより、互いの偏見や誤解を解くための教皇庁キリスト教一致推進評議会と世界福音同盟の神学委員会による共同の努力にも喜びを表された。

教皇は、教会に粘り強い勇気を吹き込む聖霊の力に信頼し、カトリックと福音派の新しい関係構築への歩みを祈りたいと述べられた。








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