2014-10-22 16:05:54

キリストの体としての教会、教皇一般謁見


教皇フランシスコは、22日バチカンの聖ペトロ広場で、水曜恒例の一般謁見を行われた。

ローマでは10月中、例年と比べて暑い日が続いたが、この日はようやく気温も下がり、秋らしい一日となった。

謁見中のカテケーシスで教皇は、教会をめぐる考察として、「キリストの体としての教会」をテーマに講話された。

「あなたがたはキリストの体であり、また一人ひとりはその部分です」(1コリント12章)と聖パウロが言うように、教会はキリストの体にたとえられる。

「教会は聖霊の傑作である」と述べた教皇は、聖霊は復活の主の新しい命を一人ひとりに吹き込み、一人ひとりを寄せ合い、互いに助け合い支えあうようにすることで、交わりと愛のうちにわたしたち皆がただ一つの体となるように望まれたと話された。

そして、教皇は「教会は聖霊のうちに築かれた体であると同時に、またキリストの体である」と強調。洗礼において、キリストはわたしたちを十字架の神秘の中心に招き入れ、わたしたちは新しい命としてキリストと共に再び生まれ変わることで、ここにキリストの体としての教会が生まれると説明された。

洗礼とは、わたしたちをキリストにおいて再び生み出すという意味において、真の再生を可能にするものであり、それはキリストを頭とする同じ体の器官として、わたしたち同士を深く一致させるものでもあると説かれた。

「わたしたちはキリストの体であり、何ものもわたしたちをキリストから引き離すことはできない。花婿が花嫁に対するように、キリストはその体をすべての犠牲と愛で覆ってくださった」ということをしばしば思い起こすようと教皇は勧めると共に、イエスの愛を同じ体を形成するわたしたちの間においても互いに分かち合うようにと招かれた。








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