2014-08-25 19:28:26

ウクライナの平和を祈る、教皇、日曜の集いで


教皇フランシスコは、24日バチカンで、日曜正午の祈りを巡礼者らと共に唱えられた。

集いの中で教皇は、この日、旧ソビエトからの独立記念日を祝ったウクライナに言及。緊張と紛争の中で苦しみ、平和と平安を熱望する市民に思いを向けられた。

ウクライナ全土を主イエスと聖母に託しながら、教皇は特に闘争の犠牲者とその遺族、苦しむすべての人々のために一致して祈るよう皆を招かれた。また、最近ウクライナの司教から受け取った手紙には、これらの苦しみのすべてが語られていたと話された。

説教で教皇は、この日のミサ中の福音朗読箇所、イエスにペトロが信仰を言い表すエピソード(マタイ16,13-20)を取り上げられた。

この箇所で、「あなたがたはわたしを何者だと言うのか」と問うイエスに、シモン・ペトロは使徒たちを代表して「あなたはメシア、生ける神の子です」と答えた。イエスはペトロに「あなたは幸いだ。あなたにこのことを表したのは、人間ではなく、わたしの天の父である」と言い、「あなたはペトロ。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てる」と述べた。

ペトロは「岩」を意味するが、イエスがシモンを岩と呼んだのは、彼の人間的な質や徳のためではなく、神から与えられた彼の純粋で固い信仰のためであったと、教皇は指摘。

天の御父がシモンに「信頼しうる信仰」を与えたことを認めたイエスは、その上に彼の教会、彼の共同体を築くのであり、その民とは先祖伝来の民ではなく、信仰と、イエス自身との愛と信頼の関係に基づく民であると、説かれた。

イエスがわたしたちの心に完璧とはいえないが誠実で純粋な信仰を見出すならば、彼はわたしたちの中にも彼の共同体を築くための生きた石を見つけられると述べた教皇は、その共同体の基礎となるのは、唯一の、隅の親石、イエス・キリストであると強調された。









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