2014-08-16 14:33:09

教皇韓国訪問:ソウルで、パウロ・ユン・ジチュンと123人の同志殉教者の列福式



教皇フランシスコは、16日、司牧訪問中の韓国でパウロ・ユン・ジチュン(尹持忠)と123人の同志殉教者の列福式をとり行われた。

ソウルの光化門で行われた列福ミサでは、およそ80万人の信者らが会場前の大通りや周辺を埋め尽くした。

この日、福者の列に加えられたパウロ・ユン・ジチュン(尹持忠)と123人は、18世紀から19世紀の韓国における殉教者で、韓国の初期のキリスト教共同体の信仰を証しする人々。

ミサの説教で教皇は、これらの殉教者は、キリストをすべての上に置き、信仰において妥協しないことと、信仰生活においては助けを必要とする人々への愛の業が大切であることをわたしたちに思い出させると話された。

韓国におけるキリスト教が、宣教師たちによってではなく、人々の知的好奇心と宗教的真理の追求によって始まり、聖書との出会いが初期のキリスト教徒たちをイエスに向けて開き、それが洗礼へ、さらには完全な秘跡的・教会的信仰生活への願い、宣教活動へと発展していった、その独自の歴史を教皇は回想。特に韓国の教会史の中で信徒が果たした役割の重要さを思い起こされた。

「今日は韓国のすべての人々にとって大きな喜びの日です」と述べた教皇は、殉教者たちの遺産が、善意の人たちを、より正しく自由な和解した社会の構築と、平和と真の人間的価値を守るためへの貢献へと駆り立てるよう願われた。








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