2014-07-28 15:37:56

第一次世界大戦から100年:教皇「戦争はすべてを失う」


教皇フランシスコは、バチカンで27日、日曜正午の祈りを信者と共に唱えられた。

第一次世界大戦の開戦から今年7月28日で100年を迎えるにあたり、教皇は4年間で死者・負傷者・不明者数千万人と膨大な破壊をもたらしたこの悲劇を回想。ベネディクト16世が「無意味な大虐殺」と呼んだこの戦争で失われた命を心に留めるべきと話された。

教皇は、この悲劇の記憶によって過去の誤ちを繰り返さず、歴史の教訓に学び、忍耐強く勇気ある対話を通して平和を目指さなければならないと強調された。

こうした中、教皇は現在紛争中の3つ地域、中東、イラク、ウクライナに言及。これらの地域の国民と政府が決意をもって平和に向け歩むために、主が賢明さと和解の力を与えてくださるように、皆を祈りに招かれた。そして、一つ一つの決定に一部の人々の利益を優先させるのではなく、共通善とすべての人々の尊重が反映されるようにと願われた。

「戦争はすべてを失い、平和はすべてを得ます」と述べた教皇は、「二度と戦争を起こしてはいけません。戦争は子どもたちから希望と尊厳ある生活、未来を取り上げてしまいます。亡くなった子どもたち、負傷した子どもたち、親を失った子どもたち、兵器の残骸を玩具のように手にする子どもたち、笑わない子どもたちを思ってください。心からお願いします。戦争を今、止めてください」と強くアピールされた。








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