2014-07-17 18:19:57

教皇、聖地に平和を再びアピール、忍耐強い祈りを呼びかけ


教皇フランシスコは、13日、正午の祈りの集いで、聖地に平和と和解を改めてアピールされた。

パレスチナ自治区ガザへのイスラエルの空爆と、それに対する現地の武装組織の応酬が続く中、教皇は先月バチカンでイスラエル、パレスチナの両大統領と、コンスタンティノポリ総主教バルトロメオ1世と共に行われた平和の祈りの集いを思い起こされた。祈りの力を説く教皇は、諦めることなく平和の賜物を祈り求めるよう皆に呼びかけられた。

教皇の平和アピールは以下のとおり。

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ここ数日の悲劇的な出来事に照らし、聖地の平和のために忍耐強く祈り続けるよう、皆さんにお願いします。

先日6月8日に、バルトロメオ1世総主教、ペレス大統領、アッバス大統領と一緒に平和の賜物を祈り求め、憎しみと暴力の連鎖を断ち切るようにとの呼びかけに耳を傾けた思い出が今も生き生きとよみがえります。

あの集いは無駄だったと考える人がいるかもしれません。しかし、それは違います!祈りは、悪に打ち勝ち、暴力と憎しみが対話と和解を超えることに対して諦めを抱かないように助けてくれます。

闘争の当事者と、地域・国際レベルで政治責任を負うすべての方々に願います。祈りを放棄せず、あらゆる敵意を静める努力を諦めないでください。すべての人のために、待ち望まれた平和を達成してください。

そして、皆さんすべてに、祈りの中に一致するよう招きます。沈黙のうちに、皆で祈りましょう。

主よ、わたしたちを助けてください。わたしたちに平和を与えてください。平和を教え、平和に向けて導いてください。わたしたちの目と心を開き、「戦争はもうたくさんだ」「戦争はすべてを破壊する」と言う勇気をお与えください。平和を築くために具体的な行動を起こす勇気を呼び覚ましてください。武器を平和の道具に、恐れを信頼に、緊張を赦しに変えて欲しいと願う市民たちの叫びに、わたしたちが耳を傾けることができますように。アーメン。









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