2014-06-30 19:07:07

使徒聖ペトロ・聖パウロ:教皇、首都座大司教にパリウム授与


カトリック教会の典礼暦は、6月29日、使徒聖ペトロ・聖パウロの大祝日を記念した。

使徒の頭であったペトロと、「異邦人の使徒」パウロは、教会の礎として偉大な聖人であり、ローマで宣教、殉教したこの二人は、ローマの保護聖人でもある。

教皇フランシスコは、この日の午前、聖ペトロ大聖堂で両聖人を祝うミサを捧げられ、その中で最近任命された首都大司教らにパリウムを授けられた。

このミサには、コンスタンティノープル総主教バルトロメオ1世の使節としてバチカンを訪れたペルガモンのヨアニス府主教らも参列した。コンスタンティノープル総主教庁とバチカンは、毎年、聖ペトロ・聖パウロの大祝日と、聖アンデレの祝日に使節を交換している。

ミサ中行われたパリウムの授与式では、この1年間に新しく任命された27名の首都大司教区の大司教のうち24名が、教皇の手からパリウムを肩に受けた。一方、この日出席できなかった3名の大司教は各自の教区でパリウムを受け取る。

パリウムは、白い毛織物をベルト状に縫い、輪に仕立てたものに、十字の刺繍が施されている。これには毎年1月21日の聖アグネスの日に教皇が祝別した子羊の毛で織った布が使用されている。首を通して胸と両肩に垂らす白い肩掛、パリウムは、羊を肩に乗せた「善き羊飼い」の姿を象徴している。

ミサの説教で、「主はわたしたちが真に自由になれるよう、すべての怖れ、すべての鎖から解放してくださる」「神における信頼だけがわたしたちが身を寄せるべき場」と教皇は述べ、司牧上の怖れや不安を乗り越え「わたしに従いなさい」というイエスについて行くよう大司教らを励まされた。








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