2014-06-27 19:00:56

教皇、東方教会関係者に励まし「平和は自らの手で植え育てるもの」


教皇フランシスコは、26日、教皇庁東方教会援助事業会議の関係者とお会いになった。

東方教会援助事業会議は、東方教会省の管轄下にある組織で、ローマや各国における東方典礼カトリック教会の司祭や信者を支援することを目的としている。

同会議は、23日よりローマで定例総会を開催していた。

教皇は関係者への挨拶で、今月8日、イスラエルのペレス大統領と、パレスチナのアッバス大統領をバチカンに招き、バルトロメオ1世・コスタンティノポリ総主教も参加のもと、平和のために共に祈ったことを思い起こされた。

この祈りの集いを記念して、両大統領と総主教らと一緒にバチカン庭園に植えたオリーブに言及した教皇は、このオリーブの苗は、平和は自分たちの手で育てることによってのみ確かなものとなることを教えていると指摘。

一方で、「平和を育てる者は、平和を成長させる真の農夫は神であることを忘れてはならない。世が与えることのできない真の平和はイエス・キリストが与える。それゆえに今日のように平和が傷つけられることがあっても、常に再び平和を築くことができる」と話された。

教皇はこの出会いで、特に国内紛争で緊張が続くシリアとイラクの司教・司祭を励ますと共に、困難な状況を生きる聖地とウクライナの教会関係者にも勇気付けをおくられた。








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