2014-06-23 15:28:05

「聖体に培われ、神の無限の愛で人を愛する」教皇、日曜の集い


教皇フランシスコは、22日、日曜正午の祈りを信者と共に唱えられた。

この日は、イタリアをはじめ多くの国々のカトリック教会で、「キリストの聖体」が記念された。

教皇は、イエスがカファルナウムの会堂で行なった「命のパン」についての説教を引用。  イエスはこの中で「わたしは天から降って来た生けるパンである。このパンを食べる人は、は永遠に生きる。わたしが与えるパンは、世のいのちのためのわたしの肉である」(ヨハネ 6,51)と説いている。

イエスはご自分がこの世に来たのは何かを与えるためでなく、イエス自身、ご自分の命を与えるためであることを強調していると、教皇は指摘。そして、主とわたしたちのこの交わりは、わたしたちをイエスに倣う者とさせ、自分の生活を通して、他人のために「裂かれたパン」となるように促すものであると述べられた。

「ミサに参加するたびにキリストの聖体に培われることで、イエスと聖霊の現存がわたしたちの中で働き、わたしたちの心を形作り、福音に沿った内的態度を教えてくれる」、「心を開いてキリストの愛を受け入れるならば、わたしたちは変容され、限界ある人間の愛し方ではなく、神の無限の愛し方をもって愛することができるようになる」と教皇は話された。

兄弟たちのために「裂かれたパン」となり、神から最初に無償で受け取った大きな賜物のお返しとして自分を与えることで、わたしたちは真の喜びを見出すことができると説かれた教皇は、聖体の素晴らしさを再発見し、それをわたしたちの生活の中心に据えることができるようにと聖母の助けを祈られた。

この集いの席で教皇は、6月26日が国連の「拷問の犠牲者を支援する国際デー」であることに言及。あらゆる形の拷問を非難すると共に、拷問の廃止、その犠牲者と家族の支援のための協力を信者らに呼びかけられた。教皇は「人を拷問することは、大罪です」と話された。








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