2014-06-17 18:18:22

教皇、英国国教会のウェルビー・カンタベリー大主教とお会いに


教皇フランシスコは、16日、英国国教会のジャスティン・ウェルビー・カンタベリー大主教の訪問を受けられた。

ウェルビー大主教は、先週末から「現代における新しい奴隷制」への反対運動のためにローマを訪れていた。

教皇フランシスコは、昨年6月に同大主教とバチカンで最初の会見を行なっている。

教皇はウェルビー大主教を温かく迎えられ、この出会いが両教会間の友好の絆と、和解と一致への努力を強めることを期待された。

完全な一致がたとえ遠い目標に見えても、それに眼差しを向け、一歩一歩を共に進まなければならないと述べた教皇は、一致は単にわたしたちの努力の成果ではなく、何よりも神の賜物であることを心に留め、わたしたちを勇気づける聖霊の力に信頼しようと呼びかけられた。

前日の三位一体の祝日、ウェルビー大主教はローマのサン・グレゴリオ・アル・チェリオ教会で夕べの祈りをとり行った。これに言及した教皇は、聖大グレゴリウス教皇による修道士アウグスティヌスのイングランドへの派遣から始まった英国のキリスト教の歴史を回想。その栄光の歩みに、深い共通の伝統と、兄弟としての固い基盤を指摘された。

教皇はこれらの基盤に未来への信頼を見出されつつ、「アングリカン-カトリック国際委員会」を通してエキュメニカルな取り組みがより深まることを希望された。

また、教皇は人身売買と今日における様々な新しい奴隷形態について共通の関心を示され、人間の尊厳に対するこれらの赦しがたい悪と闘い、その悲劇的売買の犠牲となった人々の苦しみを和らげなければならないと強調された。

教皇は最後に、「3つのPを忘れてはなりません」と言い、「Prayer(祈り) Peace (平和) Poverty(貧しい人々)」を挙げられた。そして、「わたしたちは共に歩むべきです」と言う教皇に、ウェルビー大主教も「共に歩まねばなりません」と答えた。











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