2014-06-11 18:43:44

「児童労働反対世界デー」に言及、教皇一般謁見


教皇フランシスコは、11日、バチカンの聖ペトロ広場でで水曜恒例の一般謁見を行われた。

ここ数日、ローマでは真夏日が続いている。このため病者たちは暑さを避けて、広場ではなくパウロ6世ホールで中継を見ながら参加した。教皇は謁見開始前に同ホールを訪問され、病者たちにいたわりの言葉をかけられた。

謁見中のカテケーシス(教会の教えの解説)で、教皇はこれまで「聖霊の賜物」をテーマに、聖霊の7つの賜物を考察。そして、「上智」「聡明」「賢慮」「勇気」「知識」「孝愛」を解説してきたが、この日はその締めくくりとして、「主への畏敬」を取り上げられた。

教皇は「主への畏敬」について、わたしたちを愛される父なる神を恐れる理由はないと述べつつ、むしろ神への畏敬は自分を小さい者と思わせ、「自分のお父さんの腕の中にいる子ども」のように感じさせると話された。

また、神への畏敬は、わたしたちを神の愛に捕らえられた確信と情熱を持つキリスト者にすると共に、わたしたちを注意深い者にもすると指摘。この聖霊の賜物が根深い罪に対する「警報」ともなると説かれた。

集いの中で教皇は、6月12日、「児童労働に反対する世界デー」が記念されることに言及、劣悪な状況下で搾取される多くの子どもたちへの関心を世界に呼びかけられた。そして、すべての子どもたちの尊厳と健全な成長が守られるよう、家庭をはじめ皆の努力を訴えられた。








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