2014-05-16 19:29:39

教皇、24日から聖地訪問


教皇フランシスコは、24日、聖地訪問に出発される。

教皇は今月24日(土)から26日(月)までの3日間に、ヨルダン、パレスチナ、イスラエルを訪問される。これは昨年7月リオデジャネイロで開催された「世界青年の日大会」への参加に続き、教皇フランシスコの2回目の海外訪問となる。

バチカン広報局長フェデリコ・ロンバルディ神父は、16日、教皇の聖地訪問を「短いが非常に内容の濃い旅」と述べ、その概要を説明した。

この聖地訪問の目的は、1964年教皇パウロ6世が聖地を巡礼し、アテナゴラス・コスタンティノポリ総主教と歴史的会見を行なってから50周年を迎えたことを記念するもの。

教皇フランシスコの旅程は、24日のアンマンから始まり、25日午前のベツレヘム、同日午後と26日のエルサレムへと続く。

初日24日、教皇はヨルダンの首都アンマンに到着。王宮での歓迎式に続き、教皇はアブドラ国王と会見、同国政府要人らともお会いになる。この後、アンマンの国際競技場でミサを司式。夕方、イエスが洗礼を受けたヨルダン川に赴き、パウロ6世がかつてしたように、水を祝別される。ヨルダン川沿いにあるラテン典礼の教会で難民や障害者たちとお会いになる。

25日午前、ベツレヘムで教皇はパレスチナのアッバス大統領を訪問。降誕教会前の広場でミサを捧げられる。午後、フランシスコ会修道院付の巡礼者施設でパレスチナの家族らと昼食。降誕教会で祈った後、難民キャンプで子どもたちとお会いになる。

25日午後に、教皇はテルアビブ空港で歓迎式に臨み、すぐにエルサレム入りされる。バチカン大使館でバルトロメオ1世・コンスタンティノポリ総主教と会見。60年前、この同じ場所で教皇パウロ6世が、アテナゴラス・コスタンティノポリ総主教と会見している。この後、教皇は聖墳墓教会で総主教と共に祈る。

最終日26日、教皇はモスク前広場でエルサレムのグランド・ムフティに迎えられ、岩のドームに一緒に入られる。この後、「嘆きの壁」で祈りの時を持たれる。次いでホロコースト記念館を訪問。正午頃、大統領官邸でペレス大統領と、ノートルダム・エルサレムセンターでエタニヤフ首相と会見。夕方、ゲツセマニ教会で司祭や修道者との出会いを持ち、最後の晩餐の高間で司教らとミサを捧げられた後、テルアビブ経由で同日夜ローマに戻られる。

この訪問には、教皇フランシスコが大司教時代から親しい、アルゼンチンのユダヤ教のラビと同国の諸宗教対話研究所の事務局長であるイスラム教指導者の二人が随行団の一員として同伴するという。








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