2014-05-06 18:38:33

教皇、スイス衛兵に励まし「信仰において堅固に、愛徳において寛大に」


教皇フランシスコは、5月5日、バチカンのスイス衛兵隊員らに励ましをおくられた。

教皇の護衛と市国の治安管理にあたるスイス兵。バチカンにおいてスイス衛兵隊が初めて結成されたのは、1506年、教皇ユリウス2世(在位1503-1513)の時代に遡る。

5世紀以上経た今日も、同衛兵隊には毎年スイス各州から若者が入隊し、5月6日に宣誓式を行う。この日は、1527年5月6日、カール5世(神聖ローマ皇帝・在位1519~56)の軍隊によるローマ略奪のさなか、時の教皇、クレメンス7世(在位1523~34)を守り、命を落とした147人のスイス兵を記念する。

この記念日に先立ち、バチカン宮殿で行なわれた教皇フランシスコとの出会いには、新入隊員はもとより、隊員らの家族らも参加した。

教皇は新しく加わる隊員らへの挨拶で、「信仰において堅固に、愛徳においては皆さんが出会う人々に寛大に」と願われた。

翌6日にダマソの中庭で行われた宣誓式では、新入隊員が教皇と教会への忠誠と奉仕を誓った。今年はフランス語圏から6名、イタリア語圏から4名、ドイツ語圏から20名、計30名が入隊した。

名前を呼ばれた新隊員は一人ずつ前に進み、左手で衛兵隊旗の柄をつかみ、三位一体への信仰を表す右手の指3本を高く掲げ、それぞれの言語で力強く宣誓を述べた。








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