2014-03-24 17:21:20

イエスとの出会いは人生を変える、教皇、日曜正午の集い


教皇フランシスコは、23日、日曜正午のアンジェラスの祈りを唱えられた。

この日、バチカンの聖ペトロ広場にはおよそ4万人の巡礼者が集い、教皇の言葉に耳を傾けた。

集いの説教で教皇は、この日の福音朗読箇所、シカルにおけるイエスとサマリアの女の出会いのエピソードを取り上げられた。

イエスが旅に疲れて古い井戸の前に座っておられると、サマリアの女性が水を汲みに来た。「水を飲ませてください」という単純な依頼を通して、イエスはユダヤ人とサマリア人の間にある人種・社会上の先入観を超えた対話を始める。

当時の社会的規範では言葉を交わすことさえなかったであろうこのサマリア人の女性にイエスが偏見を持たず話しかけたのは、イエスが目の前にいる人を慈しみ、その人を認めているからであると教皇は強調。

イエスの渇きは、癒しを必要とする魂との出会い、その心を開くことにあり、実際イエスは水を飲ませて欲しいとこの女性に頼みながら、彼女自身の精神的な渇きを明るみに出していると指摘された。

そして、この四旬節にわたしたちもまた自分の内面にある真の霊的必要を見つめ、祈りを通して主にその助けを願うようにと勧められた。

福音書には、弟子たちは師イエスがサマリア人の女性と話していることに驚いたとある。しかし、イエスの憐れみは、先入観よりもずっと大きいと教皇は説き、「イエスとの出会いによって、井戸に水を汲みにきたこの女性は、別の水、永遠の命のためにほとばしる生きた水を見出した」「イエスとの出会いはわたしたちの人生を変える」と話された。








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