2014-02-25 18:26:43

教皇自発教令:バチカンに新しい財務機関を設立


教皇フランシスコは、24日、バチカンにおける新しい財務機関設立の旨を記した自発教令を発表された。

自発教令「フィデリス・ディスペンサトール・エト・プルデンス」の冒頭で教皇は、教会が福音宣教の使命と、特に貧しい人々への思いやりにおいて、自身の財産を関心を持って守り管理する責任を強調。

このたび、教皇庁の各省・評議会や、教皇庁とバチカン市国に関連する諸機関の財政運営と管理・財務業務に指示を与えることを目的とした財務評議会を設立、8人の枢機卿・司教、7人の専門家の信徒の計15人のメンバーを置くことを記した。評議会の責任者は、議長役の枢機卿が務める。

同時に、教皇は新しい組織として財務省を設立。財務省は教皇に直結し、各組織の財務をチェックする。同省の責任者(長官)は一人の枢機卿が務め、国務省と協力して働く。

さらに、教皇は総監査人を設け、各組織の会計を監査させるとしている。

そして、財務評議会と財務省の規約起草の責任を同省長官に委ねられている。








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