2014-02-10 14:08:58

日曜の集い:教皇、病者や家族らに励まし、ソチ冬季五輪参加者らに挨拶


教皇フランシスコは、9日、日曜正午の祈りを信者と共に唱えられた。

この席で教皇は、典礼暦で「ルルドの聖母」を記念する2月11日に、カトリック教会の「世界病者の日」が行なわれることに言及された。

「世界病者の日」は、病者がふさわしい援助を受けられるよう、また、人々が自らの苦しみの意味を受けとめるための精神的助けを得られるよう、カトリック医療機関をはじめ、社会一般に訴える機会とされている。

今年の病者の日のテーマ、「信仰と愛:『わたしたちも兄弟のためにいのちを捨てるべきです』(一ヨハネ3・16)」を示された教皇は、すべての病者を癒し、これらの人々と苦しみを分かち合い、心を希望にひらくイエスの態度に学ぶよう勧められた。

教皇は医療関係者の日頃の貴重な奉仕に感謝を表しつつ、人がその能力や、弱さ、不自由さ、助けを必要とする状態によってその尊厳を軽んじられることがあってはならないと強調された。

患者の世話にあたる家族たちの、時に非常に苦しい状況にも思いを向けられた教皇は、「弱さを怖れてはいけません」、「愛をもってお互いに助け合い、神の慰めを近くに感じてください」と励ましを述べ、ご自身の祈りを約束された。

また、この日、教皇はロシア・ソチで開催されている冬季オリンピックのすべての関係者、選手たちに向けて挨拶をおくられ、この大会が「スポーツと友情の真の祝祭であるように」とアピールされた。

さらに、教皇はこの冬の天候不順によって世界各地で起きている自然災害の被災者たちのためにも祈られ、連帯の精神と、様々な災害を最小限にとどめるための環境保全への関心を訴えられた。








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