2013-11-26 15:37:37

教皇、プーチン露大統領と会見


教皇フランシスコは、25日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領とお会いになった。

教皇フランシスコとプーチン大統領の会見は今回が初めて。一方、プーチン大統領のバチカン訪問としては、これが4度目となる。同大統領はこれまで、2000年と2003年にヨハネ・パウロ2世と、2007年にベネディクト16世との出会いを持っている。

バチカン宮殿における教皇フランシスコとプーチン大統領の会談は、和やかな雰囲気のもと、およそ30分にわたり行われた。

この席では、ロシアと教皇庁の良好な関係に満足が示され、特にロシアのカトリック共同体の生活、社会におけるキリスト教の基本的貢献などがテーマとなった。

同時に、世界のいくつかの地域でキリスト教徒が直面している危機的な状況や、人間の権利と尊厳の推進、命と家族の保護についても言及された。

会談はさらに、中東和平の進展、シリアの深刻な現状などに注目。これに関連して、プーチン大統領は、今年9月、サンクトペテルブルクで開催されたG20首脳会議に教皇がおくった書簡に対し感謝を述べた。この書簡の中で教皇は、より良い世界の構築と平和の推進を励まし、シリアをはじめとする中東情勢への積極的な関心と取り組みを呼びかけていた。

教皇と大統領は、シリアにおける暴力の速やかな停止と、人道支援、また交渉を優先し、様々な民族・宗教を考慮した平和的解決の必要を強調した。









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