2013-11-05 18:19:50

家庭をテーマにしたシノドスに向け、準備資料発表


来年秋に開かれる家庭をテーマとしたシノドス(世界代表司教会議)に向けた準備資料が、5日、発表された。

世界代表司教会議・第3回臨時総会「テーマ:福音宣教から見る家庭司牧の挑戦(仮訳)」は、2014年10月5日(日)から19日(日)までバチカンで開催される。

この日、シノドス事務局より発表された準備資料は、総論(第1章、第2章)と、後半の質問事項(第3章)からなる。

第1章『シノドス:家庭と福音』では、「社会と精神の危機を明らかに体験しているこの時代、社会と教会共同体の生きた中心である家庭への教会の宣教的使命は、一つの司牧的挑戦となっている」と強調。事実婚や同性婚、結婚の絆の希薄化、秘跡としての結婚に重きを置かない風潮など、家庭の概念の変化と共に、新しい司牧的問題が次々発生している状況を直視しながら、家庭をテーマにしたシノドス開催の意味を説いている。

第2章『教会と家庭に関する福音』では、結婚や家庭についての聖書の教えや、教会の教義的資料を提示しながら、これらが家庭司牧に反映されることを願っている。

第3章『質問事項』は、このシノドス準備のために重要な役割を果たすもので、家庭に関する聖書と教会の教義が司牧や宣教の現場でどのように活かされているか、複雑で様々な家庭・結婚事情に接してどのような司牧体験や問題意識を持ったかなどを考察するよう招いている。

シノドス準備資料は世界中の司教に配布され、司教らは質問事項に対し来年1月末までに回答する。シノドス事務局はこれらの回答を踏まえながら討議要綱を起草する。








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