2013-10-25 18:44:55

「家庭はいのちの共同体」教皇、家庭評議会関係者に


教皇フランシスコは、25日、教皇庁家庭評議会の関係者とお会いになった。

同評議会(議長:ヴィンチェンツォ・パリア大司教)は、カトリック教会の「家庭の権利に関する憲章」発表30周年をテーマに、23日からバチカンで定例会議を開催していた。

教皇は会議参加者らに「家庭はいのちの共同体」、「愛し、対話し、人のための犠牲と、いのちの保護を学ぶ場所」、「家庭は世界と歴史を動かすエンジン」と強調。わたしたちはこの家庭という共同体を守らなくてはならないと述べられた。

また、教皇は無償の愛を与え合い、信仰と秘跡のもとに固く一致した「結婚に基づく家庭」の重要さを説くと共に、「幼年期と老年期」という、特別な保護を必要とする人生の2つの時期を見守る家庭の役割にも言及。

子どもや高齢者を大切にしない社会の未来は暗いと述べ、子どもたちやお年寄りのために献身することを家庭を通して学ばなければならないと指摘された。

この会議に続き、26、27日には家庭評議会主催で、「信仰年」を記念した行事(テーマ:「家庭:信仰の喜びを生きよう」)が、多くの家族の参加のもと、バチカンで行なわれる。

26日(土)に聖ペトロ広場で家庭をめぐる考察と分かち合い、また教皇との出会いが、27日(日)にはロザリオの祈り、教皇ミサ、お告げの祈りがとり行われる。








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