2013-05-08 18:33:13

教皇「良いキリスト者は嘆かない」朝のミサで、長崎の殉教者にも言及


教皇フランシスコは、7日、ミサの説教でキリスト者の忍耐と喜びをテーマに話され、この中で長崎の殉教者らについても言及された。

バチカン市国内のサンタ・マルタ宿舎に現在お住まいの教皇は、毎朝、宿舎内の礼拝堂でミサを捧げられている。

聖ペトロ大聖堂首席司祭アンジェロ・コマストリ枢機卿、ホルヘ・マリア・メヒア枢機卿、聖ペトロ大聖堂管理委員会関係者が参加したこの朝のミサの中で、教皇は、苦難の中でもキリスト者は決して嘆いたりせず、むしろ喜びにあふれていると強調された。

「忍耐に入るということ、それはイエスがわたしたちキリスト者に教えている道でもあります。忍耐に入るとは悲しんでいるということではありません。困難や矛盾や試練の重みを背負うということです」。

「試練や侮辱を耐え忍ぶということ。イエスはこれらに耐えました。忍耐の道を通ることは、キリスト者として成熟するためのプロセスです。それも、信者として成長するために、人生の間じゅう続くプロセスです」。

このように述べた教皇は、殉教者たちが苦難の中でもキリスト教的喜びに満ちていたことを指摘する中で、特に長崎の殉教者たちの模範を挙げられた。

教皇は、長崎の殉教者たちは死を待つ間も互いに助け合い、ある者たちは、殉教に行くにもかかわらず、婚姻の祝いに向かうかのようであったと話された。

そして、この忍耐の態度は自虐的なものではなく、キリスト者としてあるべき態度、「イエスの道」に導かれるための態度であると説かれた。

また、教皇は「忍耐する人は若い」とも述べ、人生を耐えてきたお年寄りたちの目には、はつらつとした精神と新たにされたとも言うべき若さがあると指摘。

わたしたちに平和を与えるキリスト教的忍耐、常に若くあるためのキリスト教的喜びを主に願いましょうと皆を招かれた。








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