2013-05-07 19:02:45

教皇、スイス衛兵新入隊員に励まし


教皇フランシスコは、6日、バチカンのスイス衛兵隊の新入隊員らに励ましをおくられた。

1527年5月6日、神聖ローマ皇帝カール5世の軍隊による「ローマ略奪」のさなか、時の教皇クレメンス7世を守るため命を落としたスイス衛兵147人の犠牲を追悼する儀式が、毎年この日、バチカンで行われる。

この朝、隊員たちは聖ペトロ大聖堂で国務長官ベルトーネ枢機卿が司式するミサに与り、その後、市国内のプロトマルティリ・ロマーニ広場のスイス衛兵戦没者碑前で祈りを捧げた。

続いてバチカン宮殿で行われた教皇フランシスコへの謁見には、今年入隊する35人の新隊員とその家族たちも出席した。

教皇は、「皆さんの若いエネルギーを教会と教皇への奉仕に注いでください。そのためにはキリストへの信仰と愛に支えられて強くなければなりません」「主が皆さんと共に歩いておられることを忘れないようにしてください。この考えは魂を元気にするものです」と、これからバチカンでの奉仕を始める若い隊員らを勇気付けられた。

午後からは、新隊員らの宣誓式が行われた。伝統的にバチカンのダマソの中庭で行われるこの儀式は、今年は悪天候のためパウロ6世ホールで行われた。隊員らは一人ずつ前に出て隊旗を左手で力強く握ると同時に、三位一体の神への信仰を表す右手の三本の指を天にかざし、教皇と教会への奉仕を誓い、神と保護聖人たちに助けを祈った。








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