2013-05-06 18:49:32

教皇、聖マリア大聖堂でロザリオの祈り


教皇フランシスコは、4日午後、ローマの聖マリア大聖堂でロザリオの祈りの集いをとり行われた。

カトリック教会は5月を伝統的に聖母に捧げた月とする。教皇は、この「聖母月」の最初の土曜日、教皇選出翌日に私的な形で訪れた聖マリア大聖堂(サンタ・マリア・マッジョーレ)を、今回公式に訪問。教皇直属バジリカへの初めての正式な入堂のしるしとして、大聖堂の十字架に接吻された。

そして、教皇は同大聖堂に保管される「サルス・ポプリ・ロマーニ( ローマ人の救い)」と呼ばれる聖母画の前でロザリオの祈りの「喜びの玄義」を唱えられた。

祈りに続く説教で教皇は、聖母マリアを子たちの成長を気遣う母のごとき存在として示され、マリアはわたしたちが育ち、人生に立ち向かい、自由であることを見守ってくださると話された。

そして、成長するとは、快適な生活の中で怠惰にならず、責任や理想を持って生きることであり、人生に立ち向かうとは、問題の現実を見つめ、それを克服すること、また自由であるとは、感情や時流に支配されず、マリアのように人生における決定的で良い選択をすることであると説かれた。

集いの後、大聖堂の外に出られた教皇は、待ちうけた大勢の信者たちにも挨拶をおくられた。「ローマのお母さんであるサルス・ポプリ・ロマーニのもとにたくさん集った皆さん、ありがとう。わたしたちのお母さん、わたしたちを支えてくださる聖母よ!」と賛美された教皇は、お互いに祈り合いましょうと皆に呼びかけられた。









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