2013-05-06 17:04:48

「福音・教会・宣教の精神を生きよう」教皇、信心会の会員らに


教皇フランシスコは、5日、バチカンで世界各国の信心会の会員らと共にミサを捧げられた。

このミサは、現在開催中の「信仰年」の記念行事の一環として、ローマで3日間にわたり行われた「信心会と民間信心の日」大会を締めくくるものとなった。

ローマは朝からあいにくの雨模様となったが、聖ペトロ広場にはそれぞれの伝統衣装に身を包み、ステンダルドと呼ばれる幟(のぼり)や、古い十字架を掲げた様々な信心会の会員たちが、イタリア全土をはじめ、フランス、スペイン、アイルランド、マルタ、ポーランドなど欧州や、他地域から続々と集合。大聖堂前のコンチリアツィオーネ通りを練り歩いた。

教皇は「この雨にも負けず、よく集ってくれました。主が皆さんを祝福してくださいますように」と信心会の人々を温かく歓迎。彼らの活動が「神における信仰から出発し、神の信仰へと導かれる」ものであるよう願われると共に、「福音性・教会性・宣教性」という3つの精神をその歩みの指針として示された。

福音性について、教皇は、民間信心を教会の宝の重要な表現として大切にしつつ、月並みなキリスト教生活に満足せず、聖性に向けて確固として歩むようにと励まされた。

また、教会性について、民間信心が教会と司牧者との一致を常に保ち、共同体の中の生きた石として積極的な存在であるようにと希望。

さらに、宣教性という点においては、信心会の活動や民間信心の形を通して、信仰と文化を結び、人々をキリストに導くものとなるよう、「神の愛と優しさ、慈しみの宣教者」としての使命を自覚するよう促された。








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